うぇぶマ!

29歳でweb業界に飛び込んだ人の生き様をとくと見よ!

Web業界に飛び込むために必要な心構え

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Webデザイナー・Web業界を目指す人へ

未経験からWebデザイナーおよびWeb業界に飛び込むことは出来るのかどうか?
こんな不安を持っている方に僕の経験を踏まえてお話させていただきます。

結論から言えば飛び込むことは可能です。ただし、そこから長く続けることができるか、お金を稼ぐことができるは別の話です。
僕が声を大にして言いたいことは、業界に入ることが目的になってはいけない、ということです。

Web業界の特徴

僕は今までクリエイティブとは無縁の業界で社会人を過ごしてきました。いわゆる一般企業、普通のサラリーマンです。経理という仕事上、お金の流れをきっちり管理していれば会社からはそれ以上求められることはありませんでした。つまり、言われたことだけをミスなくきちんとしていれば毎月決まった給料が安定的に入ってきたわけです。土日祝日も休みで有給もある何不自由ない生活です。

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それに対しWeb業界・・・いえ、クリエイティブ業界は成果物が命です。それまでにかかる時間よりも、作り上げたものがしっかり成果を生むことができるかどうかが全てです。つまり、クライアントから要望があった内容に対し1時間で作ろうが100時間かけてつくろうが成果を出すことができれば問題ありません。極端な例ですが・・・。
平日8時間労働、定時での業務というものは基本的に存在しません。バグがでたり修正箇所が発生すると、基本すぐに対応です。
大きな会社になれば話は変わってきますが、未経験者が就職する、という前提であれば小さな会社が対象になるでしょう。会社が小さければ、社員一人に求められることも多岐にわたります。

基本はオールマイティであること

Webにはデザイナー、マークアップエンジニア、フロントエンジニア、プログラマー、デバッガー、マーケター、ライター、システムエンジニア、ディレクターなど様々な職種が存在します。ですが、Web業界を生き抜いていこうと思っているのであれば、どの分野の知識も最低限身につけておく必要があります。
私はデザインがしたい!だからデザインのことだけ勉強します!それ以外はできません、という就職希望の方を時々見ますが、そういう方に限ってスキルが全く追いついていないケースがほとんどです。
専門性を高めて仕事をされている人でも、ほか分野のこともある程度知識がある方ばかりです。あ~、僕プログラムできないんですよ~、という方でも言葉やどういったことができる、など最低限の知識は持ち合わせております。ここでいう、最低限の知識というのは自分でこなすことができることではなく、会話ができるかどうかです。何も知らない人に概要を伝えることができるかどうか、というものです。一つのことに偏らず、幅広く知識を吸収していきましょう。自分の専門分野以外にも興味が持てる人は、スキルアップが早い人です。逆を言えば、知識を貪欲に求め、勉強し吸収できる方でなければ遅かれ早かれWeb業界から去っていくと思います。

わからないことが多すぎてどうすればいいのかわからない

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オールマイティであれ、と言ったものの最初から広く浅くやろうとすると何もできない人になってしまいます。矛盾するようで申し訳ないのですが、まずはじめは自分の得意分野のスキルを見つけ身につけることです。
勉強を始める段階では何もかもが新鮮でできることがどんどん増えていきます。ここが楽しくてその分野ばかりに気を取られがちになりますが、一度立ち止まる勇気を持ってください。全てを自分でできる必要はありません。どういった技術を用いればこんなことができる、という引き出しを身につけてください。この情報を持つことが制作スキルを引き伸ばすひとつのテクニックでもあります。

スキルを身につけるコツ

人は成長する過程で自分の得意分野を中心に成長します。得意分野が偏ってしまいがちですが、自分でこなすのではなくどういった技術で物事の仕組みが動いているのかどうか、というロジックの部分に興味を持ってください。
少し具体例を挙げるとするのであれば、スマホで使いやすいフォームを提供するためにはどういった部分に気をつけたほうが良いのか。リアルタイムでエラー指摘を行うにはどういう技術が必要なのか。コンバージョンを獲得できるバナーの傾向はどういったものなのか。集客するためにまず行わなければいけないことは何か?といったことです。こうした情報を幅広く調べ気になったことはevernoteでもはてブでもなんでもいいんです。整理して簡単にアクセスできるようにしておきましょう。
今後、フォームをデザインする際にクライアントの要望になくても案件がスマホであれば、ブックマークからスマホに最適なフォームの記事を呼び出し、それをフィードバックさせる形でデザインを入れていく。今やWebは言われたことをこなせばいい時代ではありません。クライアントの希望・要望を汲み取り、結果を生むことが最重要課題です。仕事をもらった時にそういった配慮ができるかどうかは、様々なことに興味を持ちトレンドを理解し、常に最新の情報に短時間でアクセスできる状態であるかどうかが鍵となります。

就職活動時にアピールするポイント

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最初は誰しもが初心者です。しかし、採用側は即戦力者もしくは経験者が欲しいと思っています。つまり業界へ飛び込もうとしているスタートラインの時点で求職者と採用者のズレが生じているのです。技術は数をこなせば誰でもできるようになりますが、考え方の部分に関しては誰でもできるものではありません。初心者であってもある程度の技術を独学で勉強していればすぐにスキルは身につくものだと採用側もわかっています。ポイントはロジカルシンキングができるかどうか。理論、経験、持論を持って物事を分析し、改善へ導くことができる力をアピールすることができれば採用の確率はぐっと上がります。
どうしても制作スキルに目が行きがちです。javascriptjqueryCMS経験を一生懸命勉強する人は多いです。ただ、就職前に独学でやっているレベルは実務には程遠いレベルです。そこに無駄な時間をかけるよりかは、常にトレンドにアンテナを張りどういった技術を利用して〇〇するサービスを展開できるか、というお金を生む仕組みを考えられる人になってください。

まとめ

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Web業界は常に何かを調べることから始まります。言い換えれば調査する時間を短縮することが開発期間を確保する近道となり、素早いレスポンスにつながります。言い換えれば、100万円の仕事を10日でしても50日でしても100万円なんです。同じ100万円であれば制作時間を短くすることが単価を上げる一番の近道ですよね。時間は有限であり、皆同じ時間で動いています。無駄な時間をできるだけ削ぎ落とすことは非常に有益なことだと言えますね。

今回の記事で伝えたかったことは以下の7つです。

  • 自分の得意分野をまず見つける
  • 得意分野に関する技術・思考を身に付ける
  • 得意分野だけに偏らず、業界全体に目を向けよう
  • 技術的なことは自分で全てできなくてもよい
  • サービスのロジックに興味を持とう
  • 欲しい情報にいつでも素早くアクセスできるようにしておこう
  • お金を生む仕組みについて考えよう