うぇぶマ!

29歳でweb業界に飛び込んだ人の生き様をとくと見よ!

webディレクターとして必要なこと

どうもミヤギ(ミヤギ (@webma0906) | Twitter)です。

長い間ご無沙汰しておりました。web業界を目指すにあたり、webディレクターの位置付けを狙いながら活動すると良いというのは何度か伝えていたと思います。

ではwebディレクターに必要な能力とは一体何でしょうか?今年一年webディレクターとして活動して感じたことをまとめてみました。

ディレクターに求められるスキル

  • 進行管理能力
  • コンバージョンを高めるための具体的な方法と対策
  • 制作メンバー、お客さん問わず信頼性を持つ
  • クライアントのニーズを引き出す聞き上手な力
  • トーク力
上記5つを押さえておけばひとまずは間違いないかと。
では一つずつ見ていきましょう。
 

進行管理能力

製作単価に直結する部分ですね。
クライアントの「はてな」を解消し、ほしい資料や情報を早い段階で引き出すことで製作納期をぐつっと縮めることができます。
ここをクライアントベースに進めてしまうと、本来1ヵ月で事足りる納期が3,4ヵ月になってしまうこともあります。
 
納期の短縮が製作単価を上げ、会社が潤い、たくさんの経験を積むことが可能となります。
(場合によっては長引かせる方が良いこともありますが)
 
また、製作メンバーへの指示も的確なものとなります。
私もよくやってしまいますが、スケジュールが曖昧のまま製作が進行し、クライアントの気分で製作内容が変わってしまうなど、モチベーションの低下に繋がることをよくしてしまいます。
 
そうならないためにも、進行管理やクライアント管理はきつっちり行う必要があります。
 

コンバージョンを高めるための具体的な方法と対策

次に必要なものはクライアントが期待している結果を出すことができることを提案すること。
クライアントが依頼してくるということは、成果を期待しているわけです。
 
  • どうすれば現状を改善できるのか?
  • 売り上げを上げるためにはどうすればいいのか?
  • 集客したい
  • サービスを認知させたい
様々な目的がありますが、ここでのポイントはクライアントの期待を越える提案をすること。
 
クライアントが制作側に対して感じる価値は大きく分けて4つです。
 
  1. 基本価値
  2. 期待価値
  3. 願望価値
  4. 予想外価値
1.基本価値
これはやってくれて当然、といった最低限の期待値。
ここをクリアできないとクレームに繋がります。
 
2.期待価値
このくらいはやってくれるだろう、と想定される範囲内の期待値。
多くのクライアントはこの部分がベースにあります。
最低限のサービスで満足しない理由はここあると考えられます。
 
3.願望価値
ここまでやってくれると嬉しいな、という期待値。
ここをクリアすれば、クライアントの満足度に繋がりますが、あくまでも最低限の満足度です。
ここの満足度でリピーターに繋がる顧客はランクが低いとも言えます。
 
4.感動願望
クライアントの予想を越えた満足です。「まさかここまでやってくれるとは思わなかった!」
と言った、良い意味での裏切りです。
ここをクリアすることで顧客はあなたに付きます。
 
クライアントの願望をどの部分で達成できるかどうか。
そのための方法論を想像させながら、御社に任せると達成できそうだ、と思わせることが大切です。
 
 

制作メンバー、お客さん問わず信頼性を持つ

最初の打ち合わせでどれだけ期待値を越えることができても、成果物を出せなければ全く意味がありません。
ディレクターの頭のなかにある考えをしっかりとアウトプットすることが大切です。
意外にこの部分ができていない方が多いです。
私を含めですが、なかなかにパワーがいるんですよね。
 
でもこの部分ができなければ、製作メンバーに意図は伝わらないし、クライアントとの連携もできません。
面倒な部分こそ丁寧にこなせるようにしましょう。
製作メンバーから、このディレクターからの指示は分かりやすいから仕事がしやすい、と思わせれば円滑に進むようになります。
 
 

クライアントのニーズを引き出す聞き上手な力

クライアントの期待値の部分と関係しますが、願望や要望を引き出すためにはとにかく聞き上手であることがポイントてす。
単純に人のはなしを聞くのが上手いとかではないですよ。
 
聞き上手とは総じて相手の思っていること、感じていること、あやふやなことを具体的に言葉として引き出してやる流れを作ることができることです。
「えーっと、あれなんなんだっけ?あれだよ、あれ」
「あー!そうそうそれ!」
という流れがよくある例ですね。
 
 

トーク力

これまで挙げた例ができても、クライアントを楽しませるトークができなければただ退屈な話になってしまいます。
ちょっとした雑談や小話、お得になれる豆知識などを交えながら談笑手切るシーンをうまく取り込みましょう。
相手を退屈にさせず、でも肝心なポイントは押さえながら話の主導権はこちらが握っておくことが大切です。
 
その流れを作るには必然的にトーク力が必要になります。
なかなか難しい部分ではあるものの、常日頃からたくさんのことに興味を持ち雑談力を磨くことで成長することができます。
 
 

上記のスキルは、Web ディレクターに限らず社会人として持っておくと良い

何だかんだで人との繋がりが非常に重要になるのが社会人です。
自分で何でもできる人でも、自分がするべき事を見定め、その部分にしっかり力を発揮できるようになれば今よりも格段にパワーアップします。
できない人は、身近なできる人をこっそり観察してみてはどうでしょうか。
周囲を観察することでたくさんの発見があるはずです。
もし、見つからない人はそれだけの注意力と観察力しか持っていないということです。
自分の周辺には何もないと嘆く人は、どこへいっても同じです。
できない人は自分はたかがその程度のレベルしかないと自覚しましょう
 
自己を否定し、ダメな部分を見つめ直すことが成長する近道です。
 
Web 業界はクリエイティブ業界です。
クリエイティブするということは、無から有を生み出すことです。
非常に高いスキルが要求される仕事です。
中途半端な仕事はすべてマイナスになって自分に返ってきます。
 
そんな生易しいものではないことを、知っておきましょう。
 
それでもあなたはweb業界を目指しますか?