うぇぶマ!

29歳でweb業界に飛び込んだ人の生き様をとくと見よ!

独学でWebの勉強をする場合、これだけはやっておくべきこと

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とにかくサイトを作ること

みんな未経験から始めているわけですが、今活躍している人たちと異なる点はスタートするタイミングが違うということです。そして、業界に入る前の方は決定的に経験不足です。
缶詰状態で丸一ヶ月サイトを作り続けたとしても経験不足は否めないでしょう。

じゃぁどうすればいいの?

結論から言うと、とにかくサイトを作ること!あ、最初にも言ってましたね。ですが、これが最善の方法でもあります。これに関しては前の記事のまとめでも触れていますので、ご覧いただけたらと思います。

Webの経験不足を知ろう

Webの経験不足の要因として、
・サイトを見る目が養われていない
・サイトを構築した経験が少ない
・構築に伴う問題解決のプロセスの経験が足りない
・サイト運営経験がない
・クライアントの要望で結果が結びつくものではない
・Webに関する知識が足りないなどが挙げられます。

サイトを見る目が養われていない

そもそもサイトのデザインにはすべて理由が存在します。問い合わせボタンはなぜこの色なのか?コンテンツの配置はなぜこうなったのか。なぜここに挿入画像があり、テキストはこう表示しているのか・・・など、すべて理由があります。逆を言えば、説明できないデザインは全く意味をなしません。(意味をなす場合もあるのですが、それはちょっと例外のためまた別の機会にお話します)
サイトのカラーリング、一画面に表示される情報量、どういったターゲットを意識したデザインなのか? など、見るだけで読み取れるものはたくさんあります。
そういった製作者の意図を汲み取れるようにサイトを隅々まで観察し、分析する癖をつけましょう。実務になると参考サイトを見繕って、その参考サイトと制作するサイトの目的を組み合わせて新しいものを生み出すことがWebデザイナーのしごとです。的確な参考サイトを短時間で見つけることが出来るようになるためには、サイトを見る絵見る目を養っておくことが必要です。

サイトを構築した経験が少ない

サイトを見る目が肥えていてもサイトを構築することができなければ、ただ口うるさいうんちくだけの人になってしまいます。就職する先の会社によって様々ですが、小さなWeb制作会社ほど一人でこなす内容の幅が広くなる傾向があります。サイトをゼロから本番環境へアップロード(納品)するくらいは難なく出来るようになっておきましょう。加えてHTMLの構築やCSSの整形、Javascriptjqueryの使用、ローカル環境でのCMS構築についても同様です。

構築に伴う問題解決のプロセスの経験が足りない

CSSの優先順位やJavascriptの読み込む順番や、サイト表示の高速化など構築する上でいくつもの問題と直面します。Web業界でのフロントエンジニアはこの問題解決のプロセスをどれだけ経験しているかが、自分のスキルに直結します。つまり、成功経験以上に失敗経験を積んでいる方が有利なわけですが、実務となるとなかなか失敗することができないのが現状です。勉強している段階でできるだけ失敗を経験するためにもサイト構築経験を積み重ねましょう。

サイト運営経験がない

これは制作部分というよりは運営に関わるため、プラスアルファの要素です。ですがWeb業界では制作だけで利益を上げることは難しく、運営も合わせて担うことが多くなってきています。Web制作スキルよりも運営スキルに長けている場合の方が就職には有利なケースが増えてきているのではないでしょうか?事実、僕の会社では制作スキルを持っている人より運営スキルを持っている人のほうが欲しいですからね。
ちなみにここで言うサイト運営スキルとは、売上を上げるためのマーケティング、SNSを効果的に運用するスキル、情報を短時間で多くの方にリーチすることが出来るスキルなど、売上に直結する部分のことを指します。あとはWeb解析によるサイト改善を出せる人ですね。

クライアントの要望で結果が結びつくものではない

小さなWeb製作会社でよくある話ですが、お金を持っていないクライアントを抱えることが大半でしょう。そうしたkライアントに限って制作を丸投げ→値切り交渉、運営丸投げで結果がでなければクレーム・・・と、残念なケースが多いです。
クライアントの要望を答えることが正解だとは限りません。クライアントと喧嘩してでも正しい方向に導いてあげることも時には必要です。

Webに関する知識が足りない

業界のトレンドだけではなく様々な業界の情報や社会の情勢、物の流れ、お金の流れなどありとあらゆるものに興味を持っておくことが大切です。すべてのことに対して知っておく必要はなく、どういったことがあるのか、今何が話題なのか、会話できる程度で構いません。業務を受注した際に自分の得意分野であるとは限りません。苦手分野の制作になった場合でもどうやって調べるのか、ターゲットはどういった層が多いのか、どうやってアプローチするのかなど売上を伸ばすための施策を考え設計する必要が有ります。その時にどうすればいいのかわからない、なんてことにならないように普段からたくさんのことに興味を持ちアンテナを張っておきましょう。

まとめ

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制作スキルだけでなく、制作を請け負う人間の考え方、クライアントの目的を汲み取ることが出来る能力など運営スキルも必要とされてきています。専属で動かないとしても、どうすればより物が売れるのか、人が集まるのか、情報を拡散してくれるのか、といったマーケティング・プロモーション部分に力を入れるべきです。
どの業界でも言えることですが、モノを売るというマーケティング・プロモーションの部分は一番後回しにされがちです。やることが地味だからかもしれませんが、ビジネスにおいてもっとも重要な部分であり、このノウハウを身につけることはどの業界でもそれなりに戦っていくことができます。ビジネスで成功を収めている人の多くはこの分野を極めている人が多いように感じます。モノを売るための思考ができる制作マンが今後重要視されてくると僕は確信しております。